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新築の一戸建てを買って 3年後200万円高く売った 売主さんの話 ―しかも2週間で売れました


所沢で不動産をご所有の皆様へ

 

 新築で買って、中古で売ると、通常は買ったときより安くなりますよね?でも、高くなったんです。しかも、けっこう最近(2022年)。

 

 たとえば、新築一戸建を3,000万円で買ったら、3年後に売れるの2,500万円前後じゃないですか?あなたが買う立場になったら、いくらで買いますか?

 

 相場が同じであれば、同じような新築戸建が3,000万円で売りに出ている状況ですから、中古なら当然、割安感が必要ですよね。しかも、居住中で、猫が3匹いて、クロスに猫の引っかきキズがかなりある状況ならなおさらですよね。

 

 でも、高く売れたんです。どうしてでしょう?

 

 私は去年、売主さんである田中さん(仮名、女性、40代)から築3年の戸建の売却の相談を受けました。田中さんは、成人している息子さんと2人暮らしでした。3年前に家を買ったときは、娘さんもいて3人で生活していましたが、仕事の関係で娘さんは都内に引越していました。

 

 相談を受けたとき私は正直「売るのはもったいないなぁ」って思いました。新築で買ってまだ3年ですからね。

 

 でも、3年前は持っていなかった車を買って、広い駐車場が必要になったのと、通勤にもっと便利な場所がよくなりました(住んでみると思ったより時間がかかったそうです)。さらに、娘さんが家を出て、家が必要以上に広くなったことから、住み替えを考えるようになりました。

 

 何年も後に住み替えようと思っても年齢を重ねると「住宅ローンが厳しくなる。」「住宅ローンが組めても月々の支払いが高くなる」こともあり、思いきって「今、行動しよう」と考えたそうです。

 

 田中さんは、「自分の家を売るんだから、自分ががんばるのは当たり前」と言う考えでした。確かに不動産会社はあくまで売主さんの不動産売却を手伝うというポジションです。ですから、売主さん本人のがんばりが、売れる金額や、早く売れるかに大きく影響することは確かです(特に居住中の戸建では)。

 

 一方で、普段の生活も仕事やプライベートで忙しいのに、さらに住んでいる状態で家を売るとなると、かなりの労力が必要になるのも事実です。家を売るのは心の準備として「仕事が一つ増える」くらいのイメージがちょうどいいと伝えました。

 

 それでも、田中さんの意志は固かったです(想像以上に)。特別な方法はないので、私が伝えた『たくさんある細かく地味だけど大切なちょっとしたこと』を極めて短期間に実行しました。

 

 田中さんは素直な性格でした。「全然わからないから、教えてください。教えてもらったことは可能な限り全部やります。」って言うから私もどんどん伝えました。実際に田中さんは、不動産がすでに持っている魅力を最大限に引き出すために、私が伝えたことを忠実に実行してくれました。

 

 そして、販売開始となりました。

 

 田中さんは仕事をしているので平日は外出しています。そのため、土日しか家を見てもらうことはできません。田中さんのやる気のためか、売りに出して1週目の土日にお客さんが見に来てくれました。しかも、2組のお客さんが。でも、さらっと見ただけで帰ってしまいました。まあ、めずらしいことではありません。

 

 でも、田中さんはご自身がそうだったように、見てもらったら「うわー!すてき!」ってすぐに気に入ってもらえると思っていたんです。もちろん、すてきな家です(田中さんは買う前にたくさん物件を見ていました)。でも、お客さんによって条件とか感性が違いますよね?家を探しているお客さんにとっては「たくさんある物件の1つ」ですから、簡単には決まらないのが普通です。

 

 2週目も家を探しているお客さんから案内希望の連絡が入りました。でも、見たいのは金曜です。土日は仕事が休みだから見てもらえます。でも、金曜は、田中さんは仕事です。見てもらうの難しいですよね?住んでいる家だから田中さんが家にいないと見ることができません。すでに木曜です。

 

 でも、「明日(金曜)仕事を休んで見てもらう」って言うんです。もちろん、私とのこのやりとりも木曜の仕事中にしています。

 

 金曜(2週目)、通算3組目のお客さんが見に来てくれました。

 その結果、、、、、、ダメでした。簡単には決まりません。

 

 その次の日(土曜、2週目)にも1組案内が入りました。

 その結果、、、、、、また、ダメでした。

 

 ここまで通算4組の案内がありましたが、全部ダメでした(2週で案内が4組入るだけでもすごいんですけどね)。

 

 日曜(2週目)は案内がなかったんですが、「明日、見れますか?」と、見たいお客さんから連絡が入りました。つまり見たいのは月曜です。田中さんは仕事ですから難しいですよね?

 

 もちろん、仕事を休めば見てもらえます。でも、すでに今日は日曜で会社が休みのため「明日、休ませてください」とは誰にも言えません。当日(月曜)の朝、会社に電話して「今日、休ませてください」って言うしかない状況です。

 

 金曜も休んでいるし、月曜は当日の電話じゃ、さすがに言いにくいですよね?でも、やったんです。強引に仕事を休みました。

 

 見てもらっても、買ってもらえるかどうかは別です。でも、「買ってくれるかもしれないお客さんを断ることは絶対にしない」という田中さんの気迫を感じました。そして、月曜の午前中に見てもらうことになりました。

 

 その結果、どうなったと思います?

 、、、、、このお客さんもダメだったんです。

 むちゃくちゃ残念ですよね。くやしいですよね。

 

 でも、話が面白くなるのはここからです。

 

 その日(月曜)の昼過ぎ、別のお客さんがポストに入っていたチラシを持って「この物件を見てみたい」ってトーショクに来てくれたんです。もちろん、田中さんの家のチラシです。

 

 通常なら、月曜だと田中さんは会社に行っているため、家の中を見ることはできません。ただ、この日は強引に休みをとっていたので、田中さんは家にいます。だから見れるんです。

 

 私は、急いで田中さんに連絡をとり、だいたいの到着時間を伝えました。その間に見てもらうための準備(掃除とか片付け)をしてもらいました。30分後、私はお客さんをつれて田中さんの家に到着しました。

 

 すると、どうなったと思います?

 、、、、、「こういう家に住むのが夢だった!」

 

 ってむちゃくちゃ気に入ってくれたんです。そして、数日後に無事に契約となりました。販売開始から2週間です。こういうことってあるんですね。

 

 田中さんは運がよかったのでしょうか?そうかもしれません。でも、おそらく運だけでは、こうはならなかったでしょう。もし、このとき見てもらえなかったら、別の日に見てもらえるかはわかりません。他の物件が出てくる可能性もあります。他の不動産会社からの攻撃(?)もあるでしょう。

 

 田中さんの家は居住中のため、物があって実際より狭く感じたり、駐車場が狭いなど有利とは言えない条件がありました(しかも猫のひっかきキズがたくさん)。

 

 では、何が田中さんと他の売主さんとでは違ったのでしょうか?

 『執念』です。

 

 っていうか『自分の家を売るのだから、自分ががんばるのは当たり前。』っていう考え方でしょうね。田中さんほどじゃなくても、こういう考え方の売主さんはだいたい成功します。お役に立てることはありませんか?お気軽にご相談ください。

 

トーショク 舞草亮

 

追伸

私が伝えた『たくさんある細かく地味だけど大切なちょっとしたこと』も不動産売却の成功に一歩近づいたかもしれません。ちなみに田中さんの家は新所沢だからあなたの家の近くです。


トーショク

舞草 亮

まいくさ  りょう

 

1976(昭和51)年

10月1日生 辰年

177㎝77㎏(靴26.5㎝)

所沢出身

 

若草幼稚園 上新井小 小手指中出身。高校時代は毎日、新所沢の駅から学校に通っていました。子供のころは北所沢町にある剣道道場(マルハ啓道館)に通っていました。所沢では上新井、椿峰、山口、松葉町に住んだことがあります。

 不動産歴23年。宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士・不動産コンサルティングマスター。ちなみに上海で5年仕事をしていたので中国語(HSK6級・HSK口試高級)が少し話せます。




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